
お兄ちゃんはおしまい!アニメ化記念サークルGRINPねことうふさんスペシャルインタビュー!
2023.03.21
ねことうふさんのご紹介
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ねことうふ 2004年より、サークル「GRINP」として活動を開始。 2017年2月より、自身のpixivで『お兄ちゃんはおしまい!』の執筆を開始。 2017年5月には同人誌の発行を開始。 2018年6月には一迅社から単行本が発売開始。 2019年4月からは『月刊ComicREX』(一迅社)で連載が開始された。 累計発行部数は100万部(電子書籍含む)を突破! 2023年1月5日からはアニメも放送開始となり益々注目のクリエイターとなっている。 |
ねことうふさんに特別インタビュー♪
ねことうふさんのFCご紹介!
おにまい先行話が読める!
Fantiaでは2023年3月末までに有料プランに入会すると50コインを還元中♪
「応援プラン」に加入すると実質50円で最新話が読めちゃいます!ぜひこの機会にご入会ください!
応援プラン 100円/月
「お兄ちゃんはおしまい!」最新話が少し早く読めます。その他、一部のコンテンツが閲覧可能な体験版コースです。
作品ご紹介コーナー
■一迅社にてコミックス発売中!
『お兄ちゃんはおしまい!』原作コミックス第 1 巻~第 7 巻、
公式アンソロジーコミックス第 1 巻~第 3 巻が好評発売中!
コミックスでしか読めない特別描きおろしも。
そして、コミックス第 7 巻 特装版特典のねことうふ先生による
描き下ろし小冊子「お兄ちゃんはおやすみ!」は電子書籍でもお楽しみいただけます!
単行本はこちらから
■TVアニメ『お兄ちゃんはおしまい!』Blu-ray BOX
「お兄ちゃんはおしまい!」Blu-ray BOX 上巻
2023年4月19日(水)発売!
音声特典:オーディオコメンタリーではなんと原作ねことうふ先生も?!
描き下ろしコミック、藤井慎吾さん担当の絵コンテなど盛りだくさんの内容です♪
ご予約はぜひこちらから!
───今回は「お兄ちゃんはおしまい!」アニメが絶賛放映中、原作者であるねことうふさんに様々なことをお聞かせ頂きます!
まず最初のご質問から「Fantiaのような支援サイトを利用しようと思ったきっかけがあればお教えください。」
今ほど一般に浸透していない頃からこういったサービスの存在は知っていたのですが、当時はまだ二次創作を中心に活動していたこともあり、自分の活動内容とは合わないと思い利用していませんでした。丁度オリジナル作品での活動が軌道に乗った頃に他支援サイトさんのサービスが始まりまして、今ならばと一念発起し、Fantiaを他支援サイトさんと並行して開始させていただくことにしました。
───商業連載、同人誌としての作品公開、ニコニコ静画での全話無料公開、支援サイトでの先行公開など、様々な媒体での発表をされていらっしゃいますが、ここに込めた思いなどはございますか?
現在連載中の「お兄ちゃんはおしまい!」は、最初は同人誌としてスタートしました。誰も知らないオリジナルの同人誌など、いくら内容が良くても売れるわけがありませんので、webでの無料公開でまずは多くの人の目に触れるよう努めました。単純に読んで欲しいという気持ちもありましたが、読者の総数が増えれば収益もあとからついてくるものです。無料公開したものにオマケ程度の描き下ろしを加えて同人誌にするわけですが、もう内容を知っている本を買っていただくわけで、購入動機としては「応援」の意味合いが強く、そういう意味では支援サイトとも相性が良かったように思います。幸いなことに途中で商業化のオファーを頂きまして、より多くの方に作品が届く形となりましたが、無料公開はやはり読者裾野を広げるためには有効ですし、支援サイトや同人誌も作家の収入源として大きな柱となりますので、出版社様のご理解もいただきそのまま継続して活動させていただいております。
───おにまい原作は各話扉絵やキャラのリアクションから在りし日のコロコロコミックなどを感じました。ねことうふ先生はこちらについて意識されて描かれていらっしゃるのでしょうか?また、過去どのような作品に影響されたのでしょうか?
コロコロコミックを意識しているということは特にありませんが、ドラえもんに時折見られる文語的な台詞回しが好きで、そこは少し影響されているかもしれません。読みやすさ、わかりやすさを重視して製作しています。長く二次創作で活動していたこともあり、その時々でハマっていた作品全てから少しずつ影響を受けていると思います。
───昨今TS+ロリ化は流行りのジャンルとなってきていますが、おにまい連載開始当初はニッチなジャンルであったと感じます。
ブームの先駆けとなったものかと感じますが、この二つをあわせたジャンルを題材としようと思ったきっかけなどありますか?
TS+ロリ化であれば「女子小学生はじめました」などが既に人気でしたが、特にジャンルとして意識したわけではなく、自分がTSモノを作るにあたって楽しく描けそうな設定を考えていったら自然とこうなった感じです。「子供に戻ってしまう」というのも好きなシチュエーションのひとつです。小学生の頃ほぼ同時期に放送開始された「名探偵コナン」と「ドラゴンボールGT」を見て何かに目覚めた覚えがあります。
───アニメが絶賛放映中ですが、アニメでは一部原作にはない表現も見られました。(例:お風呂後の着替えで女の子の下着について反応するなど)
こうしたアニメ独自の演出についてどのように感じましたか?
また、アニメの演出を逆に漫画に逆輸入しよう!と思ったものなどありましたらお教えください。
原作では薄味な部分を見事に補完していただいたりして、総じて原作よりパワーアップしていると感じます。原作者としていろいろ監修もさせていただきましたが、制作サイドがこだわりたいという部分に関しては極力お任せするようにしました。キャラの胸が総じてボリュームアップしていたのには驚きましたが(笑)、お陰様で非常に魅力的な映像に仕上がっていると思います。
インナーカラーのような髪の影色が可愛くてお気に入りです。流石に本作で逆輸入すると変化が大きすぎるので、何か新作を作る時に真似してみたいなと思っています。
───作中での衣装について中学の制服を着ているまひろたちがすこし大きめの制服をきていることにとても驚きました。これから大きくなっていく身体にあわせて少し大きめの制服で一気にリアリティを増している部分と感じます。衣装に対するこだわりのようなものがあればお教えください。
肌を出すより着ぶくれしているくらいのほうが可愛いと思っているので、言われてみれば制服のロングスカートや大きな袖口はこだわりポイントかもしれません。あと、みはりがまひろの服を毎回選んでいるという設定だったので、まひろの私服衣装が毎回変わるというのも当初のこだわりでした。最近はちょっとラフめな似たような服が多くなってしまっているのですが…。

↑ねことうふ先生お気に入りの私服の扉絵メガネのまひろちゃんもとってもキュート!
───これからの作品展開の展望などがありましたらぜひお教えください。
日常コメディとしてダラダラ続けたい気持ちもあるのですが、ゆっくり時間が経過している作品でもあるので、いずれストーリーを決着させなければとは思っています。その後また日常モノとして仕切り直すのも良いかもしれませんね。また、同人誌で少しはっちゃけたお話や、まひろ以外のキャラのサイドストーリーなども描いてみたいなと思っています。
───まひろちゃんは度々女子力の高い贈り物や気遣いでみはりちゃんを感動させていますが、昔からこのような気遣いのある性格だったのでしょうか?それともTS化の影響でしょうか?またこのような性格のおにいちゃんがひきこもるきっかけなどあればお教えいただけますか?
作中でも時折触れていますが、昔はみはりに好かれる良いお兄ちゃんだったので、女の子生活を送るうちに心がほぐれて元来の優しさが出てきているのだろうと思います。女子力の高さは女の子になった影響だと思いますが(笑)。
引きこもるきっかけはアニメの1話(原作3話)で語られた通りで、大学受験失敗などがトリガーになったのでしょう。
───ファンの皆さまにこれだけは絶対読んでほしい!というおにまいエピソードはありますか?
まひろがみはりを遊園地デートに誘うお話です。成長したまひろの気遣いでみはりが少し報われるほっこりエピソードです。アニメの最終回をご覧いただいたあとの締めとしても口当たり良いのではないかと思います。
単行本に収録されている追加エピソード (42.5話)も合わせて是非ご覧ください。
42話+α収録の同人誌を購入!
───最後にファンの皆様に一言よろしくお願いいたします。
同人誌からここまで大きな作品に成長したのは、ひとえにファンの皆様の応援のおかげです。応援したかいがあったと思っていただけるよう、これからも楽しい作品をお届けしたいと思いますので、おにまい以外の活動も含めて、引き続き見守っていただけますと幸いです。